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ストーリー |
近未来…文化は行き詰まり、無気力と頽廃感が人々の間を支配していた。そして、よくある流行のように、自殺が多かった。 イリヤ(23)はビデオアーティストを目指していたが、出来上がった作品はプロモーターに酷評されていた。 「今はショッキングなものじゃなきゃ、受けないんだよ」 イリヤはプロモーターに勧められるままショッキングな題材=自殺を扱うことにする。自殺志願者が死ぬところをビデオで撮影し、色や画像を加工し音楽をつけることでビデオクリップに仕上げた。プロモーターの言った通り、これはうけた。不謹慎だと眉をしかめる良識派の意見は意外にわずかで、センセーショナルな題材に人々は飛びついた。イリヤはあっという間に売れっ子のアーティストとなった… |
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